ユニークなかかしの展示始まる 合わせて100体 尾花沢

尾花沢市では地元の人たちが手作りした100体のユニークなかかしが1か所に集められ、訪れた人たちを楽しませています。

尾花沢市の西原地区では鳥などによる被害を減らすとともに住民どうしの交流を深めていこうと5年前からかかし作りが行われていて、稲刈りや野菜の収穫時期にあわせて道路脇や畑などに設置されています。

収穫の時期が終わり、地元の公民館の広場にはかかし100体が集められ展示されていて、このうち2メートルほどの高さの棒に取り付けられたかかしは空を飛んでいる様子が表現されています。

このほか、長靴をはいてお茶を飲み農作業の休憩をしているものや尾花沢特産のスイカを持ったものなど、地元の人たちの日常を表現した作品も飾られています。

仙台市から観光で訪れていた8歳の女の子は「いろいろなかかしがいて楽しかった」と話し、かかしを作った地元の90代の女性は「毎年、かかしを作っていてもう名人になりました」と話していました。

企画した西原地区親睦会の溝越正廣会長は「いろいろな表情のかかしが一堂に集まっています。怖いかかしから癒やされるかかしまで見て楽しんでください」と話していました。

これらのユニークなかかしは今月14日まで西原地区公民館の広場に展示されています。