「フルーツ・ステーション」で果物学習施設や宿泊レストラン案

県が、民間企業と協力して3年後の事業化を目指している果物の情報発信拠点、「フルーツ・ステーション」について民間のシンクタンクが客の傾向やターゲットなどを調査した結果、地元の果物を学習できる施設や宿泊施設つきのレストランなどを整備する案が示されていることが関係者への取材でわかりました。
県は、この案をもとに、県議会などと協議しながら、来年3月までに基本計画をまとめる予定です。

「フルーツ・ステーション」は、県が、令和8年度に民間企業と協力して事業化を目指している施設で寒河江市の最上川ふるさと総合公園に整備を検討しています。

県は、今年度、民間のシンクタンクに委託し、客の傾向やターゲットなどを企業や生産者などに調査しました。

関係者によりますと、調査の結果、園内で収穫された果物の加工や調理などを通して、果物の学習ができる施設や、宿泊施設つきのレストランなどを整備する案が示されているということです。

県は、この案をもとに、民間企業に事業化できるか打診しながら、来年3月までに基本計画をまとめる予定です。

この施設を巡ってはことし3月、県議会の常任委員会が当初予算案で整備に向けた調査費用などを審議した際に道の駅など既存の施設との差別化を明確にすることなどの「付帯意見」をつけ、本会議で可決しました。