山形で動物愛護フェスティバル 災害時のペットとの避難を学ぶ

動物愛護や飼育などへの理解を深める「動物愛護フェスティバル」が山形市で開かれ、災害時のペットとの避難などについて学びました。

この催しは、山形県や山形市、それに県獣医師会が4年ぶりに山形市の「文翔館」で行いました。

30日は県の自主防災アドバイザーを務める細谷真紀子さんが災害が起きた際、ペットを連れた避難について講演を行いました。

このなかで細谷さんは「ペットがいると避難することをためらう人がいる。きちんと準備をしておき、速やかに避難することが大事だ」などと日頃の準備の重要性を呼びかけました。

そして、訪れた人が重さ10キロの防災リュックを背負った状態でペット用品やペットを入れたケージを持って避難するときの荷物の重さを体験していました。

体験した山形市内に住む40代の女性は「逃げるときに持って行く物が多く、大変だということがよくわかりました。これまで特に災害への備えはしていなかったので、しっかり準備したい」と話していました。

このほか、会場では小学生が獣医師の仕事を体験することができるコーナーが設けられ、子どもたちが犬に聴診器をあてて心臓の音を聞くなどしていました。

この催しは30日午後2時まで行われています。