自転車の事故増加 警察が取締り強化 ルール厳守を呼びかけ

県内では自転車が関係する事故が増えていることから、県警察本部は通勤や通学の時間帯に取り締まりを強化して、自転車の利用者に交通ルールを守るよう呼びかけています。

県警察本部は、今月21日から来月末までの期間、自転車の交通違反に対する取り締まりを強化しています。

25日は、午前7時半から警察官およそ20人が山形市双葉町の交差点に立ち、耳にイヤホンをつけたり、車道の右側を通行したりする人を呼び止めていました。

そして、違反内容が書かれた「イエローカード」を手渡し、自転車の交通ルールを守るよう注意を呼びかけていました。

警察によりますと、ことしに入ってから先月末までに県内で発生した自転車が関係する事故は202件で、去年の同じ時期と比べておよそ1.6倍に増加しているということです。

山形警察署交通第一課の相馬利宏係長は「朝の通学時間帯は、高校生たちが並んで走行したり、携帯電話を使いながら運転したりするなどの交通違反が多い。ルールを守って自転車を安全に運転してほしい」と話していました。