新しい県立新庄病院完成 来月1日の開院前に市民らに公開

老朽化に伴い、新たに建設されていた県立新庄病院が完成し、来月1日の開院を前に関係者や市民などに公開されました。

県立新庄病院は老朽化に伴い、総事業費およそ200億円をかけ、国道13号線沿いに令和3年から新たな病棟の建設工事が始まりました。

工事では、水害に備えておよそ2メートルのかさ上げを行い、病棟は地下1階、地上6階建ての免震構造となっています。

18日は病棟などを県や新庄市、それに事前に応募した市民などおよそ600人に公開しました。

新たな新庄病院は、腎臓内科や精神科・心療内科、歯科など7つの科を新たに設置し、合わせて28の科となります。

最大の特徴は地域救命救急センターとヘリポートの新設で、救急科の医師と看護師を配置して高度な医療を提供できるようになります。

また、病床数は325床で、内訳は一般病棟が265床、地域包括ケア病棟が50床、地域救命救急センターが10床となっています。

新庄病院の八戸茂美院長は「開業医の皆さんと連携を深め、これまで以上に住民が安心できるような医療を提供していきたい」と話していました。