県産さくらんぼ「やまがた紅王」目標収穫量を上回る

ことし本格デビューした「やまがた紅王」の推定の収穫量は23トンで、目標を3トン上回ったことが、県産さくらんぼについて県や農協などが話し合う会議で報告されました。

県産さくらんぼのブランド力強化策について、県や自治体、それに農協などが話し合う会議が19日、山形市で開かれ、オンラインも含めて50人余りが出席しました。

このなかで、県の担当者は、ことしの「やまがた紅王」は3月下旬以降、霜が発生し、めしべが枯れる被害が出たものの、農家が枯れていないめしべの受粉の徹底などの対策をとったことなどから、推定の収穫量が23トンに達し、目標よりも3トン上回ったと報告しました。

また、やまがた紅王を取り扱う県内の市場の卸売価格や、直売所での販売価格などの平均は1キロあたり7821円だったということです。

県農林水産部の地主徹部長は「『やまがた紅王』の価格はまずまずの価格だった。目標より3トン上回ったが、さくらんぼ全体の収穫量に対してわずかな量だ。計画通り、生産量を増やしていきたい」と話していました。