県内の100歳以上の高齢者 1042人 過去最多

9月15日は「老人の日」です。
県内の100歳以上の高齢者は1042人と、これまでで最も多くなりました。

山形県によりますと、15日時点で県内の100歳以上の高齢者は1042人と去年より6人増え、統計を取り始めた昭和38年以降で最も多くなりました。

このうち、女性は919人、男性は123人と女性が9割近くを占めています。

また、人口10万人あたりの100歳以上の高齢者は100.1人で、全国で19番目となっています。

県内最高齢は108歳になる米沢市の女性で、川西町の106歳の男性が県内の男性で最高齢だということです。

市町村別では、最も多いのが山形市で214人、次いで鶴岡市で126人、米沢市で86人などとなっています。

このうち、米沢市の佐藤ハツさんは大正11年7月2日生まれの101歳です。

佐藤さんは米沢市の女学校を卒業し、東京で看護師として働いたあと、米沢市に戻り、和菓子店のおかみとして店頭で接客をしたり、鯛焼きなどを製造したりしました。

佐藤さんは現在も、自宅で孫が経営する洋菓子店で販売する焼き菓子の包装にシールを貼る作業をしているということです。

佐藤さんはNHKの取材に対し「元気の秘けつは、自分の好きな歌を歌ったり、毎日仕事をしたりすることだ」と話していました。