山形の秋の風物詩「日本一の芋煮会」に向け里芋の収穫

今月(9月)開かれる山形の秋の風物詩、「日本一の芋煮会」に向けて、里芋の収穫作業が山形市で行われました。

「日本一の芋煮会」は直径6メートル50センチの大鍋で芋煮をつくる催しで、山形市の馬見ヶ崎川の河川敷で毎年、行われます。

新型コロナウイルスの影響で、2年連続で中止になったほか、去年は飲食のエリアを限定するなどの感染対策を取って実施していて、通常開催は4年ぶりです。

9日は、里芋の収穫作業が山形市落合町の畑で行われ、実行委員会のメンバーやボランティア、およそ200人が参加しました。

参加者は耕うん機で掘り起こした里芋の株から手作業で余分な土や根を落とし、里芋を一つ一つ、もぎ取っていました。

畑にはことし5月におよそ6000個の種芋を植えましたが、猛暑に加え、雨の量が少なく生育が悪かったということで、実行委員会では必要な量が確保できなければ別の畑から里芋を購入するとしています。

参加した女子高校生は「初めて里芋の収穫を体験しました。日本一の芋煮会で食べたら感動すると思う」と話していました。

実行委員会の大場康平委員長は「ことしは4年ぶりの完全復活です。お客さんに喜んでもらえるよう、準備を進めていきたい」と話していました。

山形の「日本一の芋煮会」は今月17日に開かれます。