鶴岡 土砂災害現場 避難指示の住宅近くの斜面で対策工事開始

去年の大みそか、山形県鶴岡市で発生した土砂災害の現場脇にある避難指示が出ている世帯の住宅近くの斜面で、さらなる土砂崩れを防ぐための対策工事が4日から始まりました。

去年12月31日、鶴岡市西目で発生した土砂災害では、住宅など17棟が倒壊して2人が死亡し、いまも4世帯13人に避難指示が出されています。

山形県は土砂災害の現場脇にある避難指示が出ている世帯の住宅近くの斜面で、さらなる土砂崩れを防ぐための対策工事を4日から始めました。

工事は、数台の重機が斜面の上の部分の土砂を削って斜面全体を低くするもので、県によりますと、来年3月末までには、斜面の高さを最大で5メートルほど低くする計画だということです。

鶴岡市によりますと、4世帯13人に出されている避難指示について、工事が進み周囲の安全が確認できれば、工事の終了を待たずに解除することも検討しているということです。