山形大学 不正アクセス受け 個人情報380人分流出のおそれ

山形大学は、大学の研究室のホームページのサーバーが不正なアクセスを受け、380人分の氏名やメールアドレスなどの個人情報が流出したおそれがあると発表しました。

山形大学によりますと、ことし7月1日に、「大学が運営している研究室のホームページが不正アクセスを受けている」と業者から大学に、通報があったということです。

大学が調査したところ、米沢キャンパスにある研究室のホームページのサーバーが不正なアクセスを受け、不正なプログラムが書き込まれていたことが確認されたということです。

サーバーの中の2つのサイトには、氏名やメールアドレスなど380人分の個人情報が保管されていたということで、これらの情報が流出したおそれがあるということです。

大学では今月10日までにサーバーにあるすべてのホームページを閉鎖していて、これまでのところ、個人情報の悪用は確認されていないとしています。

山形大学の玉手英利学長は「関係者のみなさまに大変なご迷惑をおかけし深くおわび申し上げます。今回の事態を重く受け止めより一層、個人情報の保護、情報セキュリティ対策の適切な管理に努めてまいります」とコメントしています。