山形 寒河江 高齢者を対象の交通安全教室
県内では、ことし高齢者の交通死亡事故が相次いでいることを受け、寒河江市で、高齢者を対象にした交通安全教室が開かれました。
この教室は寒河江警察署と地元の自動車販売店が24日開いたもので、寒河江市と周辺の4つの町に住む高齢者あわせて20人余りが参加しました。
はじめに参加者は、道路を歩く際にどのような危険があるか体験することができるシミュレーターを使い、自転車やオートバイが飛び出して来た場合の対応方法を学びました。
また、参加者は、安全運転サポート車の助手席や後部座席に乗って、衝突しそうになったときに自動でブレーキがかかる機能を体験しました。
警察によりますと、県内での交通事故の死亡者はことしに入って24日までに23人でこのうち、65歳以上は11人と、半分近くに上っているということです。
参加した70代の男性は、「体調に不安があるときは車には乗らないようにし、安全に気をつけようと思った」と話していました。
寒河江警察署交通課の山口潤課長は、「車の運転には最大限の注意をしてほしい。集中力を保ち、視野を広く持ちながら運転することが一番大切だ」と話していました。