ふるさと納税寄付額 山形県は過去最多400億円余で全国6位

昨年度、ふるさと納税で全国の自治体に寄付された金額がまとまり、山形県は400億円余りと、これまでで最も多くなりました。
都道府県別に見ると全国で6番目に多く、東北地方では、最も多くなりました。

総務省によりますと、昨年度、ふるさと納税で全国の自治体に寄付された金額は9654億1000万円と、前の年度を1300億円余り上回り、3年連続で過去最高を更新しました。

このうち、山形県と県内35の市町村に寄付された金額は合わせて404億6300万円で前の年度を30億4800万円上回り、これまでで最も多くなりました。

寄付された金額を都道府県ごとに見ると、北海道が1452億円余りで最も多く、次いで福岡県が550億円余り、宮崎県が466億円余りなどとなっていて、山形県は全国で6番目に多く、東北地方で最も多くなりました。

また、県内の自治体で寄付された金額が多い順に見ると、山形市が43億円余り、寒河江市が41億円余り、天童市が36億円余りでした。

県と県内の市町村に寄付された金額がこれまでで最も多くなった要因について、県の県産品流通戦略課は「山形県はさくらんぼや桃、ぶどう、ラ・フランスなど果物の返礼品の人気が高く、ふるさと納税制度の認知度が高まっていることも背景にあるのではないか」と分析しています。