さくらんぼ果樹園への観光客は約29万人 去年より増加

ことしのさくらんぼの収穫シーズンに、県内のさくらんぼ観光果樹園を訪れた観光客はおよそ29万人と、去年より8万人余り増加したことが県のまとめでわかりました。

県はことし4月下旬から7月上旬にかけ、県内の10自治体にある123の観光果樹園を訪れた観光客の人数を集計しました。

それによりますと、訪れた観光客は29万2200人で、去年より8万人余り、率にしておよそ40%増えました。

県は、増加の要因として、ことし5月に新型コロナウイルスの法律上の位置づけが5類に移行したあと、人の動きが活発になり、訪れる観光客が増えたとみています。]

一方、コロナ禍前の令和元年の観光客は43万人余りで、その年と比べると、ことしの観光客の数はおよそ7割にとどまっているということです。

これについて、県はコロナ禍で個人旅行が主流となり、団体客の数が戻ってきていないことなどが要因とみています。

県観光復活推進課は「さくらんぼの観光果樹園を訪れる観光客がコロナ禍前の水準に戻るよう、来年に向けてPR活動などを積極的に行っていきたい」としています。