県内で熱中症の疑い 7月は273人搬送このうち2人が死亡

県内で厳しい暑さが続く中、先月1か月間で少なくとも273人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されたことが県のまとめでわかりました。
このうち、2人の死亡が確認されていて、県は熱中症への注意を呼びかけています。

県消防救急課によりますと、先月1日から30日までに県内で熱中症とみられる症状で病院に搬送された人は273人で、このうちあわせて2人の死亡が確認されました。

先月28日に米沢市で部活動を終えて帰宅途中だった女子中学生が路上で倒れているのが見つかり病院に運ばれましたがその後、亡くなったほか、その翌日も、真室川町で90代の女性が亡くなりました。

県によりますと、病院に運ばれた人のうち、重症は6人、中等症は64人、軽症は157人などとなっています。

年代別にみますと、65歳以上の高齢者が最も多く169人で、全体のおよそ6割を占めています。

次いで、18歳以上65歳未満が78人、7歳以上18歳未満が23人、7歳未満が3人となっています。

県は、今後も日中の最高気温が30度を超える日が続くと予想されることからエアコンの適切な使用や、こまめな水分補給、日傘や帽子で直射日光を避けるなど、状況に応じた熱中症への対策をとるよう呼びかけています。