酒気帯び運転の疑いで検挙 山形市の中学校教諭を懲戒免職

酒気帯び運転の疑いで先月、検挙された山形市内の中学校に勤務する50代の教諭について県教育委員会は20日付けで懲戒免職にしました。

懲戒免職の処分を受けたのは山形市内の中学校に勤務する50代の男性教諭です。

県教育委員会によりますと、この教諭は先月18日、市内で行われた総合体育大会の生徒の引率を終え、帰宅途中に寄ったコインランドリーで洗濯をしている待ち時間に近くの公園で350ミリリットルの缶チューハイ2本を飲んだということです。

その後、午後5時ごろ教諭は、オートバイに乗って自宅に向かっていた際に、山形市内の交差点で道路脇の縁石に乗り上げて転倒する事故を起こしました。

このとき、駆けつけた警察官が教諭の呼気を検査したところ、基準値の2倍を超えるアルコールが検出されたということです。

県教育委員会は教諭としてあるまじき行為だとして、20日付けで懲戒免職の処分にしました。

県教育委員会は「県を挙げて飲酒運転の撲滅に取り組み、教職員には注意してきたにも関わらず、酒気帯び運転をしたことは誠に遺憾だ。この事案を厳しく受け止め、各市町村の教育委員会とも連携して、再発防止に取り組んでいく」とコメントしています。