酒田市の中心市街地に東京の会社がホテル建設へ 東北で初進出

全国でホテル事業を展開する、東京の会社が、酒田市の中心市街地にホテルを東北で初めて建設することになりました。
酒田市では、おととし、大規模小売店が閉店するなど、市街地の再生が課題となる中、にぎわいを取り戻せるきっかけとなるのか注目されます。

19日は酒田市で記者会見が開かれ、丸山至市長のほか、全国でホテルを運営する東京の会社「サンフロンティアホテルマネジメント」の親会社の堀口智顕代表取締役会長などが出席しました。

この中で堀口会長は、酒田市の中心市街地に、新しいホテルを建てることを発表しました。

ホテルは、10階建てで171室あり、最上階には大浴場やサウナなどを完備する予定だということです。

この会社が東北にホテルを建てるのは初めてで、再来年9月ごろの開業を目指すということです。

酒田市では、おととし大規模小売店「マリーン5清水屋」が閉店したほか、新型コロナの影響などもあり、中心市街地の再生が課題となっています。

こうした中、ホテルの建設をきっかけに再びまちのにぎわいを取り戻せるのか注目されます。

丸山市長は「全国展開する企業の視点でアドバイスをもらいながら酒田市の可能性が花開くような事業展開を期待したい」と話していました。

堀口会長は「ホテルの建設で、落ち込んでいた地域経済の生き返りが期待できる。酒田市を元気にしたい思いで頑張っていきたい」と話していました。