山形 鶴岡 土砂災害から半年 安全な暮らし確保が課題

去年の大みそかに鶴岡市で発生した土砂災害から30日で半年です。
現場ではようやく本格的な工事の準備が始まりましたが、地元の住民からは早期の復旧や安心に暮らしたいという声が相次いでいて、出水期を迎えている中、安全な暮らしの確保が課題となっています。

去年12月31日、鶴岡市西目で発生した土砂災害では、住宅などあわせて17棟が倒壊、2人が死亡し、いまも4世帯、13人に避難指示が出されています。

県は、避難指示が出されている世帯の住宅の裏側にある斜面の一部を取り除く工事を行うことにしていて、今月26日から除草や木の伐採作業が始まりました。

工事は現時点では、来年3月29日までとなっていて、避難指示を出している鶴岡市は、工事の進ちょくをみながら、避難指示の解除の時期を検討することにしていますが、具体的な見通しはたっていません。

一方、土砂災害が起きた現場では鶴岡市が土砂の撤去を行うことにしていて市は、30日の市議会本会議の議決をへて、ことし8月ごろから作業を始める予定です。

現場では発生から半年がたちようやく本格的な工事の準備が始まりましたが、地元の住民からは早期の復旧や安心に暮らしたいという声が相次いでいて、出水期を迎えている中、安全な暮らしの確保が課題となっています。