絶滅のおそれあるチョウ「チョウセンアカシジミ」の見学会

絶滅のおそれがある珍しいチョウ「チョウセンアカシジミ」の見学会が新庄市で開かれました。

「チョウセンアカシジミ」は、羽を広げた大きさが4センチほどのオレンジ色のチョウで、日本では山形県や岩手県などでしか生息が確認されておらず、環境省が絶滅のおそれのある生物に指定しています。

見学会はこのチョウの保護活動に取り組む新庄市の団体が開き、25日は、20人余りの参加者たちがチョウの生息地を訪れました。

チョウセンアカシジミが飛んだり、木の葉にとまったりしている姿が見られたほか、つがいが交尾をしている珍しい様子も確認され、参加者たちはチョウの動きを観察しながら写真に収めていました。

見学会に参加した新庄市の70代の男性は「珍しいチョウの姿を見ることができて感動しました」と話していました。

「福宮チョウセンアカシジミを守る会」の伊藤良一会長は「チョウセンアカシジミが山形に生息していることを皆さんに知ってもらい、保護活動に協力してもらいたい」と話していました。