スキージャンプの高梨沙羅選手 子どもたちと一緒にゴミ拾い

スキージャンプの高梨沙羅選手が冬のスポーツを次の世代に残すために雪山の自然環境を守る取り組みを始めることになり、山形市で開かれたイベントで子どもたちと一緒にゴミ拾いを行いました。

山形市蔵王のジャンプ台で行われたイベントのゴミ拾い活動には山形市内の小学生と保護者などおよそ200人が参加しました。

参加者はグループに分かれて、ジャンプ台に併設されているクロスカントリーコースなどを歩きながらゴミ拾いを行い、高梨選手も子どもたちと虫や植物を観察しながら空き缶やプラスチックのゴミなどを拾い集めていました。

このあとのトークショーで高梨選手は「地球温暖化は深刻な問題でなんとかしないといけない。現状をすぐに変えることは難しいかもしれないが、50年後や100年後も雪を楽しんでもらうために取り組みをすることが大切だ」と呼びかけていました。

スキージャンプの大会で世界を転戦する高梨選手は、雪不足で人工雪のジャンプ台が増えるなど、地球温暖化の影響に危機感を感じていて、次の世代に冬のスポーツを残すため雪山の自然環境を守る取り組みを始めました。

ゴミ拾いに参加した小学6年生の女の子は、「高梨選手が話していたようにふだんからゴミを見つけたら拾うなど環境を守る活動をしていきたい」と話していました。