JR東日本などが”農家支援の副業”の実証実験始める

JR東日本などはスマートフォンのアプリを利用して社員が副業やボランティアで山形県内の農家で農作業に当たる実証実験を今月から始めました。

JR東日本はおととしから社員の副業を認めていましたが、受け入れ先の確保などが課題でした。

一方、農業は担い手不足が課題で、JR東日本はNTT東日本、東北電力、それに山形県と一緒になって社員が副業やボランティアで山形県内の農家で農作業に当たる実証実験を今月から始めました。

社員は「daywork」という1日単位で生産者と求職者を結びつけるアプリに登録して求人を出した県内の農家に行き、さくらんぼの収穫などを副業で行うということです。

実証実験は今月から12月までで、JR東日本など企業側は参加した社員に、県は受け入れた農家に調査を行って本格運用の可能性について検証することにしています。

県農業経営・所得向上推進課は「繁忙期には特に多くの人手が必要だ。1日単位のアルバイトでも一定の労働力確保につながる」と話していました。

また、JR東日本は「地域に根ざした企業として農業の担い手不足という課題の解決に取り組んでいきたい」と話していました。