さくらんぼ「やまがた紅王」 収穫ピークを前にPRイベント

山形県が開発したさくらんぼの新品種、「やまがた紅王」の収穫がピークを迎えるのを前に、17日、寒河江市でPRのイベントが行われました。

「やまがた紅王」は、実の大きさが直径3センチ前後と500円硬貨ほどの大きさがある国内最大級のさくらんぼで、糖度が20度以上と甘く、酸味が少ないのが特徴です。

寒河江市の最上川ふるさと総合公園で行われたイベントには、およそ100人が集まりました。

はじめに山形を拠点に活動するアイドルグループがさくらんぼをテーマにした歌とダンスを披露し、会場を盛り上げました。

続いて、山形県の吉村知事が「『やまがた紅王』は500円玉くらいの大きさで、果肉がしっかりとしていることが魅力です。日持ちもするので、山形だけでなく、全国の皆さんに届けたい」とPRしました。

このほか会場では、2人一組でさくらんぼの被り物をかぶって走るイベントも開催され、参加した親子や兄弟などがタイムを競い合っていました。

訪れた人たちには「やまがた紅王」が配られ、受け取った人はその大きさやツヤに驚いて、思わず写真を撮る人もいました。

米沢市の60代の女性は「とても甘いです。実際に目の前でみると、とても大きく、名前の通り、さくらんぼの王様みたいです」と話していました。

山形県によりますと、「やまがた紅王」の収穫は来週にピークを迎え、主に山形県内や首都圏に出荷されるということです。