県産枝豆の産出額 50億円以上を目標に

産出額が全国トップクラスを誇る県産の枝豆について、県などが今後の取り組みについて協議し、ことしから来年にかけて産出額の目標を50億円以上とすることを確認しました。

山形県はおととしの枝豆農家の販売額の合計=産出額が47億円と、群馬県に次いで全国2位となっています。

県や農協の関係者などが出席して開かれた5日の会議では、はじめに県の担当者が今後の目標を示し、産出額についてことしは51億円、来年は53億円と50億円以上とすることや、作付面積についても1割近く増やしていくことを確認しました。

そのうえで、目標の達成に向けた今後の取り組みについて協議し、出席者からは「コロナ禍のあとの戦略として、試食することでおいしさを実際に知ってもらうことが重要だ」とか、「県産の枝豆はパッケージや商品名がどれもほぼ同じなので、それぞれが差別化して、おいしさをもっと強調するものにしたほうがいい」といった意見が出ていました。

県園芸大国推進課の近野広行課長は「評価の高い県産枝豆のおいしさについて、消費者に対して分かりやすく伝えることに今後、力を入れていきたい」と話していました。