全線開通100年 フラワー長井線の歴史紹介展 山形 白鷹町

ことし全線開通100年を迎えたフラワー長井線の歴史を紹介する企画展が白鷹町で開かれています。

この企画展は、フラワー長井線が先月22日に全線開通100年を迎えたことを記念して「白鷹町歴史民俗資料館あゆみしる」が開いているもので、全線開通までの歩みなどに関するさまざまな資料が展示されています。

このうち全線開通の4年前の1919年、国に提出された請願書は、当時、赤湯駅から長井駅までだった鉄道を、荒砥駅まで延長するよう求める内容が書かれています。

また、昭和63年に第三セクターの山形鉄道に経営が引き渡され、名称が「フラワー長井線」となってから、新駅の開業にあわせて発売された記念切符なども展示されています。

「白鷹町歴史民俗資料館あゆみしる」の石井紀子学芸員は、「フラワー長井線の歴史を調べると、白鷹町の人が声を上げたことが全線開通につながったともいえると感じ、経緯を伝えたいと思った。鉄道の思い出を感じてほしい」と話していました。

この企画展は、来月11日まで、「白鷹町歴史民俗資料館あゆみしる」の開館日の金曜・土曜・日曜に開かれています。