酒気帯び運転容疑で逮捕の男性教諭を懲戒免職 山形県教委

酒気帯び運転の疑いでことし4月に逮捕された米沢市内の中学校に勤務する36歳の男性教諭について、県教育委員会は25日付けで懲戒免職にしました。

懲戒免職の処分を受けたのは、米沢市内の中学校に勤務する金子智昭教諭(36)です。

先月9日の未明、米沢市内の道路で酒を飲んで車を運転したとして酒気帯び運転の疑いで逮捕されました。

県教育委員会によりますと、この教諭は前日の8日、米沢市内で開かれた職場の歓迎会に参加して酒を飲みましたが、その前後にも別の飲食店で酒を飲んだということで、3つの飲食店でビールやハイボールなど合わせて10杯以上を飲んだということです。

自分の車の中でおよそ2時間仮眠を取ったあとその翌日の未明、米沢市内を運転していたところ警察から職務質問を受け、基準を超えるアルコールが検出され、その場で逮捕されたということです。

県教育委員会は教諭としてあるまじき行為だとして、25日付けで懲戒免職の処分にしました。

県教育委員会は「県を挙げて飲酒運転の撲滅に取り組み、教職員には機会を捉えて注意してきたにも関わらず、酒気帯び運転をしたことは誠に遺憾だ。この事案を厳しく受け止め、各市町村の教育委員会とも連携して再発防止に取り組んでいく」とコメントしています。