臨時県議会 総額1億600万円余の補正予算案など可決し閉会

山形県の臨時県議会は、一般会計の総額で1億600万円余りの今年度の補正予算案などを可決し、閉会しました。

先月の県議会議員選挙のあと、初めての議会となった臨時議会は、最終日の23日、本会議が開かれました。

この中で、国の物価高騰対策に伴い、低所得のひとり親世帯に児童1人あたり5万円の特別給付金を支給する費用として1億600万円余りを盛り込んだ今年度の補正予算案が全会一致で可決されました。

このほか、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行されたことを受けて、保健所で対応に当たったり宿泊療養施設の運営に携わったりした職員などに支給されていた特殊勤務手当について廃止する条例の改正案も可決・成立しました。

臨時議会を終え、寒河江市・西村山郡選挙区で初当選した自民党の阿部恭平県議は「議会に出席して改めて、議員としての生活が始まるんだなと再認識できた。医療の充実などに取り組んでいきたい」と話していました。

同じく寒河江市・西村山郡選挙区で初当選した県政クラブの橋本彩子県議は「今まで届かなかった声を届けられるように、皆さんとの対話を大事にしたい。女性の声も届けていきたい」と話していました。