プラスチックごみ削減が課題 回収率高めるためのボックス設置

山形市で、ラーメンの大盛り無料などの特典が付いたキーホルダーが入ったカプセルの販売機の第3弾が先月から設置されています。
また、今回はプラスチックごみの削減が世界的な課題となるなか不要になったカプセルの回収率を高めるためのボックスも設置されています。

カプセルの販売機は市内に本社がある印刷会社とラーメン店が協力してこれまで2回設置していて、先月から、第3弾として、これまでとは違うラーメン店で大盛りなどの特典が受けられるキーホルダーが入った販売機が市内8か所に設置されています。

プラスチックごみの削減が世界的な課題となるなか、この印刷会社はこれまでもカプセル回収のため販売機の横に、段ボールやかごを設置していましたが、思うような数を集められませんでした。

そこで今回、設置場所の1つである「イオンモール山形南」には、カプセルを購入した人たちが思わず投入したくなるような回収ボックスを設置しました。

回収ボックスは前の部分がアクリル板でできていて、投入口に入れると、カプセルが坂を転がっていき、最後にボックス下の穴に入って回収されるのが見える仕組みになっています。

回収されたカプセルは印刷会社が点検と消毒を行ったあと、再度、ラーメンのキーホルダーを入れるために使われるということです。

企画した印刷会社の高木龍人マネージャーは、「今まではカプセルの回収率に不安があったので、このボックスによって回収量が増え、プラスチックごみの削減につながれば」と話していました。