県立産業技術短期大学校から山形大学へ 再来年から編入可能に

山形県が国の構造改革特区に認定されたことを受け、県立産業技術短期大学校の修了生が、再来年4月から山形大学に編入できることになりました。

山形市に本校、酒田市に分校がある県立産業技術短期大学校は、高校を卒業した人を対象に2年間で技術者を養成する職業能力開発短期大学校です。

これまで、職業能力開発短期大学校の修了生は4年制の大学に編入することができませんでしたが、去年から、政府の特区に認定されると特区内の大学に編入できるようになりました。

山形県はことし3月に特区に認定され、再来年の4月から県立産業技術短期大学校の修了生は山形大学工学部に編入できることになりました。

編入にあたっては試験に合格する必要がありますが、産業技術短期大学校で学んだ2年間が山形大学の単位として認められ、大学3年に編入されるということです。

県雇用・産業人材育成課は「山形大学と連携することで、産業技術短期大学校の修了生を産業界が必要とする高度人材に育成することができる。その人材をもとに県内産業の高度化や発展を進めていきたい」としています。