「母の日」前に 障害のある人たちがクッキー作り

来月14日の「母の日」の贈り物として販売しようと、障害がある人たちが食用の花を使ってオリジナルのクッキーを作り、山形市でお披露目会が開かれました。

お披露目されたのは黄色や紫など鮮やかな色の食用の花「ビオラ」を、生地の上にのせて焼き上げたクッキーです。

このクッキーは、山形市内にある障害者の就労を支援をしている花や野菜を育てる事業所とクッキーなどを製造、販売する事業所が合同で作りました。

26日は事業所でお披露目会が開かれ、利用者たちが「一生懸命花を育てました」とか、「花が縮まないように焼くのが難しかったです」などとクッキーに込めた思いを説明しました。

このあと、地元の人たちを招いての試食会が行われ、「ビオラ」の花を手にとって香りを確かめたり、クッキーを味わったりしていました。

試食した40代の女性は「きれいな花がクッキーに入っているとうれしい。『母の日』に贈るのもすてきだと思う」と話していました。

クッキーを開発した、障害者支援の活動を行っている鈴木遥子さんは「香りや視覚など、五感を使って楽しむクッキーをゆっくり味わってほしい」と話していました。

クッキーの売り上げは利用者の工賃として支払われるということで、1箱7枚入りで販売され、受け付けは障害者の就労支援施設、「わたしの会社 桜舎」で電話番号、023ー633ー1903となっています。