吉村知事 2歳までの保育料無償化「政府の政策で進めるべき」
子育て世帯の負担を減らすため、県内の一部の自治体で0歳から2歳児の保育料が完全無償化となっていることについて、吉村知事は「政府の政策として進めるべきだ」と述べ、国が保育料の完全無償化を実現するよう求める考えを示しました。
子どもの保育料は、▽3歳児からは全国一律で無償化となっていますが、▽0歳から2歳児については、一部を除き、所得に応じて保護者が負担する仕組みで、県内では、大江町、白鷹町、大蔵村が県の支援とあわせて独自に完全無償化とする取り組みを行っています。
これについて、吉村知事は19日の定例の会見で「県と歩調をあわせて無償化に踏み切っているのは非常に喜ばしい。人口減少対策にもつながるので、早く全国的に広がっていくことが望ましい」と述べました。
一方、県全体で保育料の完全無償化を実現するのは財源確保が課題だと指摘したうえで、「できるかぎり県としても前に進めていく方向で取り組みたい。ただ、政府の政策として全国で進めるべきで、政府に提言していきたい」と述べ、国が保育料の完全無償化を実現するよう求める考えを示しました。