山形市 私立保育所の委託費 1200万円余を過大支払い

山形市は私立の保育所に支払っている委託費の算定を誤り、1つの保育所に対し、2年間であわせて1200万円余りを過大に支払っていたと発表しました。
市はこの保育所に謝罪したうえで、返還に向けた協議を行っているということです。

山形市によりますと、誤りがあったのは私立の認可保育所に対して国や県、市が支払っている委託費です。

委託費は受け入れる子どもの年齢や人数などによって金額が定められていますが、その金額を算定するプログラムに誤りがあり、1つの保育所に対して令和2年度と3年度の2年間であわせて1200万円を過大に支払っていました。

去年12月にこのプログラムの開発業者から連絡があり、市が国などに確認して誤りがわかったということです。

令和2年度に国の制度の改正があり、プログラムを改修したときに誤りが起きたと見られ、市はこの保育所に対し謝罪したうえで、返還に向けた協議を行っているということです。

山形市保育育成課は「職員の制度の理解に努めるとともに、定期的にプログラムが算出した金額を確認したり、更新時などは特に注意して算出したりするなどして再発防止を図っていきたい」とコメントしています。