自転車でのヘルメット 高校生が着用呼びかけ 山形駅前

今月から全国で努力義務となった自転車に乗る際のヘルメットの着用について、高校生たちが14日、山形駅前で街頭活動を行い、着用を呼びかけました。

自転車の事故が相次いでいることを受けて道路交通法が改正され、今月から自転車に乗るすべての人にヘルメットの着用が努力義務化されましたが、これに先駆け、県は4年前の12月、条例を施行し努力義務化していました。

しかし、高校生以上の着用が進んでいないとして、県や警察などが合同で街頭活動を行ったもので、山形工業高校の生徒も加えた17人が14日午後4時ごろから山形駅前の駐輪場でチラシを配りました。

チラシには、「大切な命を守るヘルメットを着用しましょう」などと書かれていて、生徒たちは「ヘルメットの着用にご協力お願いします」と呼びかけていました。

県警察本部によりますと、去年までの5年間で県内で自転車に乗っていたときに交通事故で亡くなったりけがをしたりした人のうちヘルメットを着用していた人は11.2%でしたが、高校生は1.2%にとどまっています。

活動に参加した山形工業高校3年生の西澤雄生さんは「街頭で呼びかけてみて、高校生でヘルメットをつけている人がほとんどいないことを改めて感じました。みんなでつければ恥ずかしくなくなると思うので。身近な友達から、着用するように声をかけていこうと思います」と話していました。