「暗号資産に投資を」2000万円余被害 詐欺事件として捜査

村山地方に住む50代の女性が、SNSで知り合った株に詳しいアナリストを名乗る男などから「暗号資産に投資をすれば収益が5倍になる」などと言われ、現金2000万円余りをだまし取られました。
警察は詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、ことし1月ごろ、村山地方に住む50代の女性が株に詳しいアナリストを名乗る男とSNSで知り合い、その男から紹介された暗号資産の取り引き会社の代表者を名乗る人物から「暗号資産に投資するには絶好のタイミング。収益は5倍になる」などと持ちかけられたということです。

女性はことし2月下旬ごろから3月下旬ごろにかけて指定された複数の銀行口座に、12回にわたり合わせて2040万円を振り込みその後、男と連絡が取れなくなったことから詐欺だと気づき、10日被害届を提出したということです。

警察は実在する仮想通貨のアプリを女性のスマートフォンに登録させて、収益が出ているように思い込ませることで詐欺だと気付くまで時間稼ぎをしていたとみて、捜査を進めています。

警察はSNSなどで知り合った面識のない人物から現金などを要求された場合は絶対に応じず、警察や家族に相談してほしいと呼びかけています。