インターネットの掲示板で生徒を誹謗中傷 中学校教員を減給

庄内地方にある中学校の教員が、生徒の名前などをインターネットの掲示板に書き込み誹謗中傷したとして、県教育委員会は、この教員を減給の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは、庄内地方の中学校に勤務する、40代の女性教員です。

県教育委員会によりますと、この教員は去年4月中旬、生徒から別の生徒との人間関係の悩みについて相談を受けました。

その過程で別の生徒の名前や相談した生徒が言っていた悪口の内容をインターネットの掲示板に書き込み、誹謗中傷したということです。

県教育委員会はこの教員に対し、不適切な行為だとして減給10分の1、1か月の懲戒処分にしました。

教育委員会の調査に対して、教員は「相談を受けていた生徒の思いを外に出してあげたいと思い、書き込んでしまった」などと話していたということです。

また、最上地方の高校に勤める50代の男性教員についても減給10分の1、1か月の懲戒処分にしました。

男性教員は庄内町にある駐車場にアダルトDVDなどのごみを不法投棄したとしてことし1月に裁判所から罰金10万円の略式命令を受けたということです。

県教育委員会は、「県内の全ての公立学校に対し文書を出して注意を促すとともに各学校内での研修を充実させていくことで、再発防止に努めていきたい」としています。