東北電力の値上げ認められれば4月の電気料金 初の9千円超に
東北電力はことし4月に請求する電気料金を発表しました。
国に申請している「規制料金」と呼ばれるプランの値上げが認められれば、使用量が平均的な家庭で3割を超える大幅な値上げとなり、初めて9000円を超えることになります。
東北電力は火力発電に使う天然ガスなどの燃料価格の高騰を理由に、国の認可を受ける「規制料金」と呼ばれる主要プランについて、ことし4月から平均で32.94%値上げすると国に申請しています。
こうした中、東北電力は、ことし4月に請求する電気料金を発表しました。
申請どおり値上げが認められれば、使用量が平均的な家庭で前の月より2613円、率にして38%余り値上がりし、9358円になるということです。
平均的な家庭の料金が9000円を超えれば初めてとなります。
政府は高騰する電気料金の負担軽減策として、先月の請求分から家庭向けで1キロワットアワーあたり7円を補助していますが、東北電力の申請どおり値上げされれば国の負担軽減策の導入前より支払額は高くなります。