山形市 不用になった備品を「メルカリ」で販売 資源有効活用

山形市は、フリマアプリ大手の「メルカリ」と連携し、使われなくなった市の備品を販売して資源の有効活用につなげる取り組みを16日から始めました。

この取り組みについて、山形市は16日、フリマアプリを運営する「メルカリ」と市役所で会見を開いて発表しました。

市によりますと、メルカリのサイトで市が使わなくなった備品を販売することで、資源の有効活用や再利用の意識向上につなげたいとしています。

販売で得た収入は市の予算に繰り入れられ、ゴミを減らしたり、資源の再利用を促したりするための啓発活動の費用などに充てられる予定だということです。

16日、開設されたページには、学校の改築に伴い使われなくなった時計のほか、20年以上前のビデオデッキなど、あわせて30点が送料込みで、1200円から5000円の価格で売られています。

メルカリによりますと、自治体と連携して不用品を販売するのは全国で7例目で、東北地方では岩手県山田町に次いで2例目だということです。

山形市の佐藤孝弘市長は「『こんなものいるの?』というものでも見方を変えるとニーズがあり、いろんな可能性があると感じている。市として、ゴミを減らすことにつながると思うので、多くの人に活用してもらえるよう周知していきたい」と話していました。