鮮魚店を3日間の営業停止に 仕出し弁当で食中毒 東根市
今月6日、東根市の鮮魚店が調理した仕出し弁当を食べた男女39人がおう吐や下痢などの症状を訴え、一部の人からノロウイルスが検出されたことから、県は食中毒と断定し、この店を12日から3日間の営業停止処分としました。
営業停止処分を受けたのは、東根市の鮮魚店で仕出し弁当の調理や販売を行っている「鮮魚いちき」です。
県によりますと、今月6日にこの店の仕出し弁当を食べた10代から60代までの男女39人が、おう吐や下痢などの症状を訴えたということです。
このうち11人が医療機関で手当を受けたということですが、重症者はいないということです。
村山保健所が調べたところ、15人からノロウイルスが検出されたことから、県はこの鮮魚店が調理した仕出し弁当が原因の食中毒と断定しました。
県は、この店を12日から3日間の営業停止処分とし、ほかにも症状の出た人がいないか確認を進めています。
県によりますと、ノロウイルスによる食中毒は今シーズン初めてだということで、調理の前やトイレのあとは手洗いを徹底するとともに、まな板や包丁などの洗浄や消毒を行うよう呼びかけています。