鶴岡市の土砂災害復旧に 市がふるさと納税による寄付金募る

先月31日に発生した土砂災害を受けて、鶴岡市は、災害の復旧に役立てようと、ふるさと納税による寄付金を募っています。

先月31日に鶴岡市西目で発生した土砂災害では、2人が死亡し、およそ10棟の建物が倒壊しました。

土砂は高さ20メートルから30メートル、幅およそ100メートルにわたって崩れ、県と市の調査によりますと、崩れた土砂は推定でおよそ2万立方メートルにのぼるということです。

鶴岡市は、今後の復旧に向けて多額の費用が必要になることから、ふるさと納税による寄付金を募っていて、ふるさと納税専用サイト「ふるさとチョイス」で受け付けています。

今回の寄付金では、災害支援を目的としているため、返礼品はありませんが、寄付した金額の一部が所得税と住民税から控除されます。

寄付は1口2000円からで、鶴岡市によりますと、6日正午までに全国から寄せられた寄付金は108件で、総額120万円余りだということです。

鶴岡市は「被災した住民が1日でも早く日常を取り戻せるよう、応援いただけるとうれしい」とコメントしています。