鶴岡市の土砂崩れ 市長 “避難住民の早期帰宅難しい“
先月31日、山形県鶴岡市で起きた土砂災害から7日で1週間です。
鶴岡市の皆川治市長は6日の記者会見で、現場周辺に出している避難指示について、専門家の調査を踏まえ、現場に近い住民の早期の帰宅は難しいという見解を示しました。
鶴岡市西目で先月31日に起きた土砂災害では、およそ10棟の建物が倒壊したほか、80代の夫と70代の妻が亡くなりました。
鶴岡市は、いまも周辺の住民に避難指示を出していて、住民たちはホテルなどに避難しています。
土砂災害の発生から7日で1週間となる中、6日、鶴岡市の皆川治市長が、定例の記者会見で「亡くなられたおふたりのご冥福をお祈り致します」と述べました。
その上で、避難指示の解除について、6日の現地調査で、専門家が、再び土砂災害が起きるおそれがあるという見方を示したことを踏まえ、「早期の帰宅を期待されていた方々は残念に思われると思うが、人命最優先の判断になる」と述べ、現場に近い世帯では早期の帰宅は難しいという見解を示しました。
市は、6日午後2時から災害対策本部会議を開き、具体的な避難指示への対応について検討するとともに、避難先の確保についても調整するとしています。