鶴岡市長「土砂災害で避難者がいる中で課題直視し職務精励を」
先月31日、2人が死亡する土砂災害が起きた山形県鶴岡市の皆川治市長が4日市役所で年頭の訓示を行い、「土砂災害で避難されている方がいる中で課題を直視し、その解決に向け職務に精励してほしい」と述べました。
先月31日の未明、鶴岡市西目で住宅や空き家の裏山が崩れ、およそ10棟の建物が巻き込まれて倒壊し、男女2人が死亡しました。
鶴岡市では、防災安全課などの職員が年末年始をとおして災害対応にあたる中、そのほかの部署の職員らが4日が仕事始めとなり、皆川治市長が市役所の会議室で年頭の訓示を行いました。
市の幹部およそ50人が参加したほかオンラインでも配信され皆川市長は「大変な年末年始となった。関係職員は正月休みを取ることもできず、かつてない事態で緊張と疲れが出ていると思う」と述べました。
その上で、「コロナ禍、物価高、そして今回の土砂災害で避難されている方がいる中で、市役所への期待は大きなものがある。課題を直視し、その解決に向け職務に精励してほしい」と訓示しました。
鶴岡市では、4日午後、災害対策本部会議を開き、土砂崩れについて今後の対応を検討する予定です。