ウクライナから避難の留学生 県内に滞在し29日知事表敬訪問
ロシアによる軍事侵攻でウクライナから日本に避難してきた東京の留学生が山形県の文化や歴史を学ぶために28日から県内に滞在していて、29日は吉村知事を表敬訪問しました。
県庁を訪れたのはことし5月に日本に避難し、現在、東京の国際基督教大学に通う5人のウクライナ人留学生です。
5人は県が行っている山形の文化や歴史を体験するプログラムに参加するため、28日から県内に滞在しています。
29日は県庁で吉村知事を表敬訪問し、知事は「ウクライナに平和が戻ることを県民一同願っている。ふるさとは大変な状況だと思うが、山形ののどかな風景を見て和んでいただくとともに、山形を楽しんでいただければ」と歓迎のことばをかけました。
留学生は28日は米沢市で、武将姿で山形の魅力をPRする活動を行っている「やまがた愛の武将隊」のパフォーマンスを見たり、山形市で山形大学の学生と交流したということで、「サムライのパフォーマンスがすばらしかった」などと話していました。
留学生を引率する国際基督教大学の加藤恵津子教授は「学生たちにできるだけ多様な日本を見てもらうとともに、日本の多くの人たちがウクライナのことを応援していることを感じてもらいたい」と話していました。
5人はこのあと、居合道やそば打ちなどを体験し来月1日、東京に戻る予定だということです。