加茂水族館工事入札中止に 資材高騰で見積もりと大きく乖離

加茂水族館工事入札中止に 資材高騰で見積もりと大きく乖離

鶴岡市の加茂水族館のリニューアル工事のうち今月行われる予定だった建物の建築工事の入札について、参加する共同企業体がすべて辞退し、中止となりました。
建設資材の価格高騰で、工事の予定価格と事業者の見積もりに大きな差が生じたことなどが理由だということで、市は設計や完成時期の見直しも含めて水族館側との協議などを行うことにしています。

「クラゲの水族館」として知られる加茂水族館は、年間およそ50万人が訪れる人気の観光スポットです。

市は、人気に伴う混雑の解消などにつなげようと、クラゲの研究所を備えた建物や売店などが入る建物を新たに建てるなど、リニューアルし、令和7年度のグランドオープンを目指しています。

ところが、今月予定されていた建物の建築工事の入札で、参加するはずだった5つの共同企業体すべてがこれまでに参加を辞退し、入札は中止となりました。

市は建設資材の価格高騰によって、発注工事の予定価格と事業者の見積もりに大きな差額が生じたことなどが理由だとしています。

市は、予定価格などが適正だったのかどうか精査するとともに設計や完成時期の見直しを含めて今後水族館側との協議などを行うことにしています。

17日行われた定例の記者会見で、皆川治市長は「資材費高騰の影響が現実のものとなってきた。建築のプロのみなさんも非常に悩む状況だが、正確な情報収集をして、できるだけ早く今後の見通しを示していきたい」と話していました。