インドの介護人材を紹介 介護事業所対象のセミナー 天童

人手不足が深刻な介護分野で外国人の受け入れを進めようと、介護事業所を対象にしたセミナーが天童市で開かれ、今後、日本での受け入れが増える可能性があるインドの介護人材について紹介されました。

このセミナーは県が主催し、天童市内の会場とオンライン形式で合わせておよそ20の介護事業所が参加しました。

セミナーでは、県内で技能実習生の受け入れを行っている団体やインドに駐在している企業の担当者が、インドの介護人材について紹介しました。

この中で、インドの労働人口は非常に多く競争が激しいため、医療や看護の資格を取得する若者が多いことや、2か国語以上話す人が多いため日本語の習得が早いといった特徴を説明しました。

また、日本で働くインド人は少ないものの、今後、受け入れが増える可能性を示しました。

県内では、ことし3月に政府による水際対策が緩和されて以降、ミャンマーやモンゴルなど、介護施設で働く外国人材が増えています。

山形市で介護施設を運営する法人の担当者は「インド人材については初めて聞いたので、情報を持ち帰りたい」と話していました。

県高齢者支援課の森谷伊都子課長補佐は「それぞれの国のメリットやデメリット、特徴があるので、幅広い選択肢を提示して今後の参考にしてもらいたい」と話していました。