駅前の小便小僧像 性の多様性象徴するレインボーカラーに
性的マイノリティーの人たちが自分らしく生きられる社会の実現を訴えて今月末に県内で初めてパレードが行われるのを前に、JR北山形駅前の小便小僧の銅像が、性の多様性を象徴するレインボーカラーの衣装に衣がえしました。
山形市のJR北山形駅前にある小便小僧の銅像は、市内のNPO団体が季節の変わり目やそのとき注目されている話題にあわせて、たびたび衣がえを行っています。
今回は性的マイノリティーの人たちの当事者や支援者によるパレードが今月30日に県内で初めて開催されるのにあわせて、10か月ぶりに衣がえが行われました。
20日はNPO団体のメンバーが性の多様性を象徴するレインボーカラーに彩られたハート形のデザインの衣装を着せて、パレードオリジナルの缶バッジを付けた帽子をかぶせていました。
そして、腕にはパレードの参加者たちが振って歩くレインボーカラーの旗を持たせていました。
パレードの実行委員会の共同代表NPOぷらいずの松井愛さんは、「カミングアウトできない当事者が虹色のものを見るとすごく勇気づけられるということを聞くので、孤立させないというメッセージあふれるパレードにしたい」と話していました。
「やまがたカラフルパレード」は今月30日の午後2時に山形市十日町の第二公園をスタートし、およそ1.5キロを行進します。
パレードのあとは、参加者たちによる交流会も開かれます。