山形大学 来年度の教員採用で女性限定の枠 設定へ

山形大学は女性研究者の活躍を後押ししようと、来年度の教員採用で女性に限定した枠を設けることになりました。

山形大学では、男女共同参画やダイバーシティーを推進するため、女性教員の比率を令和8年度までに18.5%、令和11年度までに20%以上にすることを目指しています。

しかし、ことし5月時点の女性教員の比率が17.91%にとどまっていることから、大学は来年度の教員採用に「ダイバーシティ枠」を設けることになりました。

来年度は全体で42人採用する予定で、このうち、18人を女性限定にするということです。

採用は学部別で、小白川キャンパスの人文社会科学部が6人、地域教育文化学部が2人、理学部が2人、飯田キャンパスの医学部が1人、米沢キャンパスの大学院理工学研究科と有機材料システム研究科で6人、鶴岡キャンパスの農学部で1人となっています。

山形大学は「すべての学生と教職員が性別にかかわらず、個性と能力とを発揮できる大学づくりを推進していく」としています。