下水処理水利用して育てたアユ 水揚げ 鶴岡市の浄化センター

鶴岡市の浄化センターでは、下水処理水に含まれる豊富な養分を活用して育てたアユが体長18センチほどに成長し、21日、水揚げされました。
アユは干物や甘露煮などに加工したうえで、検査や試験にクリアすれば一般に向けて販売されることになります。

アユを育てているのは鶴岡市の浄化センターで、鶴岡市では山形大学などと共同で下水処理の過程で出る成分の有効活用策を探る研究を進めていて、アユを育てるのはことしで4年目になります。

アユを育てているプールの水は通常の井戸水ですが、隣にある水槽には窒素やリンなどを豊富に含む下水処理水が注がれ、アユが食べる「藻」が栽培されています。

この「藻」を食べて育ったアユ、およそ2500匹が体長18センチほどに成長し、21日、今シーズン初めて水揚げされました。

水揚げされたアユは1000匹余りで、今後、市内の漁協が干物や甘露煮などに加工し、食品としての安全性検査や味と香りの試験などがクリアされれば、一般向けに初めて販売されることになります。

鶴岡市浄化センターの佐藤拓哉主任は「ことしは台風や強風の多い年で心配したが、水揚げを迎えられて安心しました。試作料理で味を確認しつつ安全性も試験して、ことしこそは一般販売につなげたい」と話していました。