通園バス 園児死亡事件から1週間 県内でも対策強化の動き

今月、静岡県内の認定こども園で、3歳の女の子が通園バスの車内に取り残され熱中症で死亡した事件から12日で1週間です。
今回の事件を受けて、県内の幼稚園でも対策を強化する動きが出ています。

今月5日、静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で、3歳の河本千奈ちゃんが駐車場に止められた通園バスの車内におよそ5時間にわたって取り残され、熱中症で死亡しました。

警察は、こども園が安全管理を怠ったとみて、業務上過失致死の疑いで捜査を進めていますが、これまでの警察の調べなどから、当時バスを運転していた理事長が園児らがバスを降りる際に車内を確認していなかったり、千奈ちゃんが教室にいなかったにもかかわらず、担任が欠席と考え保護者に問い合わせをしなかったなど、複数のミスが明らかになっています。

今回の事件を受けて、県内の幼稚園でも対策を強化する動きが出ています。

このうち、2台のバスでおよそ30人の園児を送迎している山形市の東原幼稚園では、バスに同乗する職員が出欠やバスの利用状況などが登録されているアプリをタブレットでチェックして、降りていない園児がいないか確認したり、園児が降りたあとは、運転手と職員がそれぞれバスの車内をチェックするなどの取り組みを行ってきました。

園では、事件を受けた強化策として、バスから降りてきた園児を玄関先で出迎える時に、副園長が紙媒体の名簿を使って全員いるか確認することにしたほか、運転手と職員が一緒に車内をチェックするよう改め、今月8日から始めました。

東原幼稚園の高内健園長は「何重にもチェックしながら、全員いるかどうか確認できるよう改善しました。今回のことは本当に他人事ではなくて、私たちに与えられた大きな警告として受け止めている」と話していました。