パワハラが原因で自殺 遺族が会社に損害賠償求める訴え起こす

葬儀関連会社の山形市内の営業所に勤務していた当時28歳の女性が上司のパワハラが原因でうつ病となりその後自殺したのは会社側の対応に問題があったためだとして女性の遺族が先月、会社に対し、6800万円余りの損害賠償を求める訴えを起こしていたことが分かりました。

訴えを起こしたのは、名古屋市に本社がある葬儀関連会社「双葉トータルケア」が山形市内に設けていた営業所に勤務し、9年前に亡くなった当時28歳の女性の遺族です。

訴えによりますと、女性は、入社後4か月余りでうつ病と診断されました。

その休職中に会社から解雇の予告通知を出され、撤回を求めたものの拒否され、入社してから9か月後の平成25年9月、自殺したということです。

遺族は、上司から一方的に怒鳴られ続けたパワハラ行為が原因でうつ病になったとして、平成30年労災を申請し、山形労働局は「上司の言動は指導の範囲を逸脱し人間性や人格を否定する内容が含まれ、執ように行われた」などとして労災と認定したということです。

このため遺族は、「会社はパワハラを放置しただけでなく解雇撤回のあっせん手続きも拒否した。一連の対応は明らかな安全配慮義務違反だ」などと主張し、慰謝料など合わせて6800万円あまりの損害賠償を求めています。

NHKの取材に対し「双葉トータルケア」は「訴状を確認しきれていないので現段階ではコメントできない」としています。