山形県の7市町に大雨特別警報 重大な災害の危険性

前線や低気圧の影響で山形県では予想を上回る大雨となっていて、気象庁は県内に大雨の特別警報を発表しています。
最上川上流では氾濫が発生するなど、浸水や土砂災害などによる重大な災害の危険性が高い状態となっていて、周囲の状況を確認し、少しでも安全な場所で過ごすようにしてください。

気象庁によりますと、東北や北陸付近に低気圧をともなった前線がのびている影響で、県内に発達した雨雲が流れ込み、予想を上回る記録的な大雨となっています。

気象庁は3日夜、米沢市、南陽市、高畠町、川西町、長井市、飯豊町に大雨の特別警報を発表し、4日午前2時41分、小国町にも大雨の特別警報を発表しました。

5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報で、山形県では数十年に一度のこれまで経験したことのないような大雨となっていて、土砂崩れや浸水などによる重大な災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況です。

午前5時までの24時間の雨量は、▽飯豊町の高峰で305.5ミリ、▽米沢市で254ミリ、▽長井市で238.5ミリといずれも観測史上最も多くなっています。

国土交通省と気象台は午前4時10分、山形県を流れる最上川上流の、長井市の河井山の右岸付近で越水による氾濫が発生したと発表しました。

浸水が想定される地域は、長井市の下伊佐沢と時庭です。

国土交通省と気象台は5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる「氾濫発生情報」を出して最大級の警戒を呼びかけています。

また、大江町によりますと、町内を流れる最上川の水が堤防を越えてあふれ、百目木地区と鹿子沢地区それに用地区の住宅が浸水しているということです。

県内ではこのほかにも、氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があるほか、土砂災害の危険性が非常に高まり土砂災害警戒情報が出されている地域があります。

県内では4日朝にかけて1時間に50ミリの非常に激しい雨が降り、局地的に80ミリの猛烈な雨が降る所がある見込みです。

また、5日午前3時までの24時間に降る雨の量は、多いところで120ミリと予想されています。

すでに安全の確保が難しい状況となっています。

安全な場所に移動している場合は避難を続けてください。
すでに周囲が冠水している場合などは建物の2階以上に移動するなど、少しでも安全な場所で過ごすようにしてください。