県消防協会元会長らの “不適切な支出“ 協会が刑事告訴へ

山形県消防協会の元会長が交際費を使って個人名で贈答品を贈るなど、不適切な支出を繰り返していた問題で、協会が第三者委員会を設置して調査した結果、元会長と後任の前会長の2人があわせて960万円を不適切に支出していたことがわかりました。
協会は、業務上横領の疑いで2人を刑事告訴することを決めました。

山形県消防協会をめぐっては、3年前、渡邉茂治元会長が協会の交際費を使って元会長の個人名で贈答品を贈るなど、交際費や旅費で不適切な支出があったことが県の指摘で明らかになり、協会は第三者委員会を設けて平成26年度から30年度までの4年間について調査を行い29日、会見を開いて調査結果などを公表しました。

それによりますと、渡邉元会長は、役員は無報酬と定められているにもかかわらず、自身の日当を支出させていたことなども明らかになったということで、交際費や旅費なども含めた不適切な支出は、およそ900万円に上ったとしています。

また、渡邉元会長の不適切な支出額を精査している中で、加藤憲彦前会長についても、協会の交際費を使って、協会の関係者だけで飲食を行ったり、県内の消防団に対する助成金を独断で設けて支出したりするなど、あわせて60万円の不適切な支出があったとしています。

協会は、2人を業務上横領の疑いで近く刑事告訴することを決めたほか、損害賠償の請求を検討していることも明らかにしました。

県消防協会の伊藤力会長は「形だけの監査で不正流用を是正できず、おわび申し上げる。消防協会としての使命を果たすべく運営の健全化に取り組んでいく」と話していました。