「医療的ケア児支援センター」が開所 山形市

医療的ケア児者とその家族からの相談などさまざまな支援にあたるため都道府県に設置が求められている、「医療的ケア児支援センター」が山形県内にも設置され、1日開所しました。

「山形県医療的ケア児等支援センター」は、県の委託を受けて、山形市にある山形大学医学部付属病院の「地域医療連携センター」の一角に設置され、1日開所しました。

これにあわせて、県の担当者や病院が記者会見を開き、小児科長の三井哲夫医師が、「この20年ほどの医療の進歩で医療的ケアが必要な子どもが増えているが、社会で支える仕組みが足りない。病気を持った子も、障害児も、持って生まれた命の可能性をできる限り発揮して、成長できる場を作りたい」と述べました。

センターには、医療社会福祉士と事務員の2人が常駐し、医療的ケア児の主治医を務める小児科医とともに、医療的ケア児者とその家族、それに、関係機関から電話や対面などでの相談に応じたり、受け皿を増やすため訪問看護ステーションや学校、保育所などのスタッフへの講演会や研修会を開催するということです。

また、県内の医療的ケア児者の全数を把握して、必要な支援などについて調査を行うほか、災害時に備えた「個別避難計画」を自治体が作成する際に、助言を行いたいとしています。

「山形県医療的ケア児等支援センター」に携わる小児科医の中村和幸医師は、「とにかく敷居を下げてどんな相談でもしっかり聞いて対応できるセンターにしたい。いまはオンラインもあるのでどこから相談が来ても迅速に対応する形を作りたい」と話していました。

「山形県医療的ケア児等支援センター」には、特別支援学校での医療的ケア児への対応や、保育所で新たに医療的ケア児を受け入れる場合の準備の進め方など、すでに4件の相談が寄せられているということです。

相談や問い合わせは、電話とメールで受け付けていて、電話番号は、【023(628)5533】。

メールアドレスは、【mccsc−yamagata@mws1.id.yamagata−u.ac.jp】となっています。

また、センターでは今後ホームページも立ち上げることにしていて、相談や問い合わせができる入力フォームも準備する予定だということです。